フォト
無料ブログはココログ

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

2010年9月26日 (日)

きらきら活動報告(その6)

きらきら活動報告の「その5」メシエ天体めぐりの続編を載せます。

これも同じく以前に私が「きらきら」会報に載せたものです。

―――(以下引用)―――

◎M73の巻(9月21日、in戸隠、参加者:T氏、私の2名)

今日は平日ということで、2名だけの観望。週末にいきなり観望会を控えての予行演習ということで。

さすがに戸隠は寒い。8時頃に到着するとすでにT氏が20cm双眼望遠鏡を展開済み。空の状態はというと天の川がしっかりと見えて、まずは上々。

・・・ということは、まだ見ていないM73、M74を見るチャンス!まあ、今日は高度的にM74は厳しいけど。

ということで、望遠鏡を設置するとすぐにアルタイルから出発してM73に向かった。途中には「たて座」があり、いつもどおりM11とM26に立ち寄った。

11は一千個もの星が集まる密集した散開星団で、ぎっしりと星が集まっている。8cm屈折で見たときは星が星雲状に見えたのだが、25cmで142倍をかけると、個々の星が分離して見え、素晴らしい眺め。広角アイピースを使うため、この倍率でも実視界は0.6度あるので、視野内に程よく収まって見える。

さらにT氏の20cm双眼で見ると(擬似的なもので錯覚らしいのだが)「立体的」に見え、さらに素晴らしい眺めになる。こちらはおそらく150倍以上の倍率で見たのだが、広角のアイピースなので、これも視野にしっかり収まって見えた。

その近くにある26という小ぶりな散開星団も、同じ組み合わせで観望。M11より密集度が低いが、星粒が大きくて、これはこれで違った味わいがある。

この「たて座」は、そのまま南下してM16(わし星雲)、M17(オメガ星雲)、さらに南斗六星へ辿る道と、わし座20番星や57番星(綺麗な二重星)を辿って山羊座へ至る道の「分岐点」になっている(私の中では)。

今日は目指す目的地が「M73」なので、山羊座ルートを通ることにした。

途中で二重星観望を楽しみながら(特に青と黄の組み合わせの山羊座β星はお勧め)、山羊座β星からみずがめ座ε星、μ星に到着。ここまでくればM73は目と鼻の先。

まずは球状星団72を導入。これは暗い球状星団なので、個々の星には分離できず、星雲状に見えるにとどまる。

次に土星状星雲を導入。土星の輪のようには見えないが、両側に突き出た突起を見ることができ、土星状星雲の名の由来は感じることができた。

次はいよいよ73。これは一応散開星団ということになっているが、実際には4重星で、しかも暗く小さい。そういうこともあって全天恒星図にも載っていない。

そこで、図書館からこの領域の写真が載っている本を借り、星図に位置を書き込んでおいたのだが、前回、霊泉寺湖グラウンドの観望会では結局見つけられず、あえなく「敗北」。今回はリターンマッチということになる。

前回の「敗因」は、おそらく星図へのプロット精度が低かったんだろうと思われる。そこで今日はネットで見つけた星図をプリントして持ち込んでいた。これなら大丈夫(なはず)。

この星図をもとに導入してみると、四重星というか、散開星団というか、独特の形をした天体が視野に入ってきた。雑誌の「メシエマラソン特集」の写真と照らし合わせる。間違いない。でも、何でこんなしょぼいものがM天体なんだ?T氏にも見てもらったが、やっぱり私と同じ感想を持ったようだった。

まあしかし、これで後はM74(銀河)を見れば、遅ればせながらM天体コンプリートだ。

しかしこの日、低空に浮かぶ74への挑戦は、あえなく「失敗」という結果に終わったのだった。

※ 今回の教訓

1 T氏の20cm双眼は、単眼の25cmを上回る見え味。臨場感は圧倒的。

2 M73はしょぼいので、観望会では全く喜ばれることはないだろう。

――――――――――――

◎M74の巻(10月13日、in戸隠、参加者:T氏、M宴会部長、N氏、S氏、新入会員Yさんご一家、Sさん2号、私)

再三の挑戦にもかかわらず、薄雲や低空という悪条件に阻まれ、既に三度の観望断念に追い込まれている、M天体最後の対象「M74銀河」との決着を着けるときが、いよいよやって参りました!まさに遺恨試合であります!と絶叫調アナよろしく、気負いこんで戸隠へ。

今夜は新兵器「写真星図」(といってもM74とM77付近だけですが)を準備し、用意は万端。

かのメシエマラソン(一晩ですべてのメシエ天体を見よう!という「天文マラソン」ですね)を日本で初めて挙行した(in筑波山)A.K.オクセンドル氏によれば、M74銀河は「中心核しか見えないので暗い星にしか見えない」と言われる。難物たるゆえんでありますが、写真星図があれば、暗い星のように見えようとも特定可能でありましょう!?

ということで、到着後、挨拶もそこそこに、ただちに25cm望遠鏡を出してM74銀河狩りへ出発。おひつじ座の星の並びから、うお座105番星を導入。そこからは写真星図と照らし合わせて進む。さすがに写真。視野と同定させやすい。ほどなくして導入できた。

淡い!「暗い星」になんて見えないぞ。33銀河をさらにと淡くしたようにしか見えない。丸いぼうっとした光の玉が見えるだけだ。望遠鏡を振ったり、目を上下させると「確実に居る」のはわかるが、じっと見ていると「気のせい」に思えてきてしまうほど、頼りない見え方だった。

N氏に見てもらうと「言われれば、確実に居るとわかるんだけど、これを最初から探せといわれたら無理」、T氏に見てもらうと「う~ん・・・。もっと分かりやすいの見ようぜ」ということで、やはりこれも観望会対象としては失格。

そういうわけで、ようやくにしてM天体コンプリートと相成ったのでありました。

この日は時折ピットインして体を温めながら、お決まりのM13やM57、M27、M56、アルビレオ、青い雪だるま、M76(小あれい)、二重星団、M52、M11などを流し見て終了。

それと、この日はSさんのニンジャ320(口径32センチの反射望遠鏡です!)を見させていただいた。やっぱり星の多さが違うね。操作性もいいし。やはり口径の差というのは大きいなと感じました。

そして、何より(私の)25cmと32cmの差が一番出るのは、冬に夜更かしするか、春の宵でないと見えないが、M64(黒眼銀河)の黒眼なのだ。これは「条件が良ければ32cmで見える」と言われているくらいの難物。

インターネットをキーワード「M64」で流していると20cmで見たという人も出てくるのだが、多数派は「30cm以上で見える」なんだよな。確実に見たいならニンジャ400(口径40cm望遠鏡)がいいけど、焦点距離が1800ミリにもなって、天頂付近を見るときに脚立が必要になってしまう。そういうのは使いづらいしなぁ。でも「黒眼」は何としてもこの眼で見てみたい・・・。私の目の黒いうちに。

つまり・・・。M天体を一通りみたと言っても、そうなるとそれはそれで、やはり次の欲望が沸いて来るわけで、これが病気として発症したものが世に言う「大口径病」というものなのです。

もっと良く見たい。もっと大きな口径を! って際限なく追求しちゃうって病気ですね。ちなみに治療法は「ない」と言われてます・・・。

「きらきら」には、「(皆既)日食病」と「オーロラ病」の発症患者がおられますが、どうやら私は「大口径病」予備軍の状態に陥った模様であります。まだ発症はしていない!と自負はしておりますが・・・。

2010年9月25日 (土)

きらきら活動報告(その5)

今日は、「きらきら」活動報告の追伸として、「その5」を載せます。

もう数年前の話でありますが、以下は私が「きらきら」会報に載せた話であります。

―――(以下引用です)―――

実を言うと、私はいまだにM天体を全部見たことがない。メジャーな、見栄えのする星雲星団を中心に見てきたためだけど、やっぱり一度は全部見てみたい。最近特にそう思うようになってきた。

昨年の夏、そういう思いが昂じて、「まだ見たことのないM天体」が数多く残る射手座付近を総ざらいした。

この時点で残るM天体はM74、M68、M83、M102、M40、M73の6つ。これらのうち、M73とM74を除けば、春に全部見ることができる。

そういうわけで、私はこの春、条件がよくなる日を心待ちにしていたのだった。

ある金曜日、朝からよく晴れている。天気予報では夜も快晴、月齢もいいため、朝から「出動準備」の文字が頭にちらつき落ち着かない。

夕方、Tさんから電話がかかってきた。「今日は条件が良いので戸隠に行こう」ということだった。

しかし、今春狙うM天体には南天に低いものがあるので、南が長野市の光害を受ける戸隠ではなく、小川村に行きましょうとT氏を「説得」。いよいよ夜7時、望遠鏡を車に積み込み、「出動」。

小川村には8時を少し回った頃に到着。ほどなくしてT氏も合流し、二人して観望を始めた。

最初に狙うのはM40。このM40は星雲星団などではなく、二重星であるが、メシエカタログを発表する際、切りのいい番号にこだわったメシエが追加したものと言われている。

二重星であるがために大抵の星雲星団ガイドブックは扱っておらず、過去に雑誌でメシエマラソン特集をした時の写真やネットをもとに星図に位置を書き込み、導入。多少手間取ったものの、導入できた。

写真と照らし合わせると、これがM40に間違いない。何の変哲もない二重星が見えるだけではあるが、いわくつきの「M天体」を見ていると思うとなかなか楽しめた。

次に狙ったのはこれまたM天体で、いまだ見たことのないM68(球状星団)。

南天に低いためにいままで見そびれていたものだが、からす座からたどれば導入はたやすい。すぐにぼうっとした円形の天体が視野に飛び込んできた。条件が良ければ星に分解するのかもしれないが、今日は星雲状で個々の星は分離できない。

その次は「今日の真打ち」と頼む、かの有名な「M83」。これは渦状腕が見られることでも知られる銀河で、期待が高かった。

しかし・・・意外に導入は困難だった。私が手間取っているうちにT氏が「おっ。これかな?」と言う。早速T氏の20㎝双眼を除いてみると、なにやら中央集光のしっかりした天体が見えている。「恒星の見間違いでしょ」と言われれば、そんな気もするが、周囲がぼけている。やっぱり恒星じゃないよね、これ。

という訳で、ほどなくして私の望遠鏡でも導入できた。星図と照らし合わせると、やはり間違いないようだ。でも、こりゃ相当空が良くないと「渦状腕」は見えないな。ちょっと残念・・・。

「ボケただけで腕を見せることがなく」これにてあっけなく「真打ち」退場。

その次は、あんまり期待はしていなかった「M102」。

これもいわくつきで、M101の見間違いじゃないかと言われている天体。M102は現在NGC5866がそうであるということになっているが、いわくつきなので、あんまり良く見えないのではないか、今日の空ではひょっとしたら全く見えないのではないかとあきらめ半分で導入してみた。

が、導入は意外に簡単。結構明るいエッジオン銀河があっさりと視野に飛び込んできた。

例によって雑誌の写真と照らし合わせる。間違いない。写真そっくりのエッジオン銀河がそのまま見えている。今日は雑誌の「メシエマラソン特集」写真が大活躍。

そのあとM101(回転花火銀河)を導入してみたが、フェイスオン銀河の悲しさで、導入しはしたものの、非常に淡く、暗い天体を見慣れていないと全く気づかないだろう、という悲惨な見え方だった。M天体の「正規メンバー」であるはずのM101よりも、「いまだ今年度の会費を払っていない、きらきら会員(つまり私。すいませんすぐ払います)」のような、地位のあやしいM102の方がはるかに良く見える。

次に導入してみたM51(子持ち銀河)の腕もあんまり良く見えず、これも「M102」に完敗。「真打ち」だったM83も、M102の見え味には遠く及ばず、こうして私の「M102」の評価は劇的に改善されたのだった。

83、M101といい、M51といい、フェイスオンは光度が明るいものでも空の状態が悪いと、とたんに見えにくくなってしまう。やはりそういう時にはエッジオン銀河がいい、と実感。

これで一応、まだ見ていないM天体は、4重星のM73とM74だけになった。このM74はM天体中一番の難物と言われているようだが、さもありなん。メシエは小口径でよくこんなの見つけたね。今年の秋に戸隠で再度チャレンジするつもりであるが、果たしてどうなるやら。

4重星のM73は、M40同様、星雲星団ガイドブックでは無視されることが多く、「全天恒星図」にも記載されていないので、市立図書館で木曽シュミットカメラの大判写真集を借り、星図に位置を書き込んである。これは導入はそれほど難しくないと思うが、星団ではないということで、何となく望遠鏡を向けないまま今日に至ってしまったのだ。

ともかく、まだ見ぬM天体のうち、今日見ることができるものはこれでおしまい、ということで、後はメジャー級を導入して目を楽しませることに集中。

M3、M13(ヘルクレス座球状星団)、M92、M57(リング星雲)、M27(あれい状星雲)、M5、M104(ソンブレロ銀河)、M81、M82、M97(ふくろう星雲)、M108、M109などを次々に見た。

やはりT氏の「20㎝双眼」は威力が絶大で、M13は立体感が加わり、M57はリングがはっきりと見える。私の望遠鏡でリングをはっきり見るには「そらし目」が若干必要なのだが、双眼は目をそらさずともはっきりと見える。これはすごい。

また、「おとめ座銀河群」の中心部、巨大楕円銀河M84、M86を出発点に銀河が鎖のように連なっている「マルカリアンの鎖」も見た。20㎝双眼では銀河が沢山見え、T氏も思わず「銀河だらけ・・・」と漏らしていた。実際、星図で鎖の連なる方向を確かめ、その方向に鏡筒を振れば次々に銀河が入ってきて面白い。

ところで、この「マルカリアン」というのは何かデーメーテールと関係があるのかと思ったのだが、そんなロマンチックなものではなく、単に銀河鎖を最初に発見した学者の名前を取ったものらしい。

「マルカリアンの鎖」には属していないものの、この周辺ではM87とM49が特に明るいため、その次に導入してみた。M87は聞くところによればウルトラマンの「本当の」ふるさとらしい。

よく言われるM78というのは印刷会社のミスプリで、8と7が逆になってしまったとのことだ。M87は「おとめ座銀河団」の中心にあり、我々の銀河系や、おとなりのアンドロメダ銀河は、この銀河団のはじっこに位置しているらしい。

ということは、実は原作では、ウルトラマンは我々の銀河系を含む1000個もの銀河が連なる「おとめ座銀河団」の中心「M87」からいらした都会人という設定だったのに、おとめ座銀河団の辺境にある我々の銀河系の中の、地球よりもさらに銀河系辺境に近い「M78」という小さな散光星雲から来たことになってしまったわけだ。

何とも冴えない話だが、このミスは今や堂々と定着している。多分、どっちがどっちだか知ってる人なんてほとんどいないし、ミスに気づいた後、「まあいいや。そのままいっちゃえ。」ってことになったんだと思われる。

ウルトラマン一家には、「印刷会社のミスプリ」と「事態を軽く見た担当」によって、かくも壮大な「ふるさと変更」を強いられた過去があったのだ。都会人がさっそうとやってきた、という背景だったはずが、地方で大家族をかかえた一家の家計を助けるため、少しでも東京(銀河系中心)に近いとこへ出稼ぎに、という涙ぐましい「戦後ドラマ風」背景に変わったのだ。

などという感慨を抱きつつ、M87を見た。見た目は派手さはなく、小口径で見た球状星団という感じだが、銀河をいくつも飲み込んだ巨大楕円銀河だと思うと、しばしじっと見つめてしまう。

そんなこんなで気が付けば「お昼」を過ぎて翌日になってしまっていた。東の空にはさそり座も上ってきている。早速M4、M80を導入。どちらも星つぶに分解して見え、なかなかきれいだった。低空にあるM4がこれだけ見えるということは、空の状態も大分回復してきているらしい。

本来ならこれからが本番。さー銀河系中心部を良く見よう、ということになるのだが、残念ながら体力が限界に達しつつあり、M74、M73が上ってくるまでには相当時間がかかることもあって、本日はこれでお開きとした。

帰りの車の中でハタと気づいた。私もT氏も、きわめて重大な対象を見逃していたのだ。

そう!それは「シュワスマン・ワハマン彗星」。

何で思い浮かばなかったんだろう。M天体ばかりに気を取られていたからなぁ・・・。

一瞬の後悔のあと、私はM78ミスプリに気づいた担当者よろしく「まあいいや」とそのまま家路をたどったのだった。

2010年9月24日 (金)

博物館まつりでの「雨中観望会」の話

9月23日は、長野市立博物館の「博物館まつり」ということで、「市立博物館友の会」の一員として、「きらきら」の面々も協力いたしました。

当日はあいにくの雨のなか、「きらきら」は天文ウルトラクイズや射的を担当。

このほか、きらきら「らしい」(?)出し物として8cm屈折による「観望会」が行われました。

あいにくの雨のため、「雨中観望会」となりました。名前だけは「うちゅう」見るには違いないのですが・・・。

この「観望会」、昼間で、しかも雨でも星が見える??ということで、「土星が描かれた絵」を遠くに設置して、それを8cm屈折望遠鏡(50倍)で「観望」するというわけです。

この土星の絵、タダモノではありません。8cm屈折、私も持ってますが、土星がこれほどデカく、カラフルに見えたことはありません・・・。

「口径50センチくらいの望遠鏡で、もの凄くシーイングがよい夜に、500倍くらいかければ、この位には見えるかも・・・」というブツでありました。

 しかし・・・。

 その視野で最もウケがよかったのは、この「土星の絵」ではなく、「天に昇って行く雨粒」でありました。そうなんです。天体望遠鏡ってさかさまに見えるので、降りしきる雨がみんな「天に昇っていく」ように見えるのでした。

50倍の視野では、「土星の絵」とその回りのわずかな空間しか見えず、天地逆になっていることは、視野の風景からは分かりません。土星の上下なんて普通わかんないし。

それが「不思議な眺め」という印象につながったようです。

晴れていれば、出現情報がある「肉眼黒点」が目玉になったところですが、あいにくの雨が「思わぬ目玉」になってしまったのでした。

それにしても、宇宙観望会ならぬ、雨中観望会、まさか文字通り雨を眺めて楽しむことになろうとは・・・。ほんと、予想外ながら、不思議な眺めがウケた「観望会」だったのでした。

まぁ、雨を眺めてウケるということ自体も、傍から観れば「不思議な眺め」だったかもしれませんが・・・。

2010年9月20日 (月)

「きらきらレーシング」、エコマラソンに参戦!

9月19日(日)にエムウエーブで行われた、「エコマラソン2010長野」に、きらきらが出場しました!

チーム名は「きらきらレーシング」。ってそのまんまやん。

参加するのは「市販車クラス」、出走は12時15分からですが、午後中行われるエコカーレースがメインイベントであるため、日程もそれに合わせてあり、もろもろの準備やらドライバーのミーティングやらがあって、開会式がカナーリ早く、家を6時40分に出発することになったのでありました。

開会式は終わったものの、残暑厳しきエムウエーブ駐車場に午前中ずっと待機せねばならぬ、ということで、駐車場脇のクヌギ林に「退避」。

アウトドアに強いM氏が持参の「大きめワンセグテレビ」を眺めて、いろんなニュースに番組出演者と一緒になって「喝(かーつ)!」とか言いながら、ポテトチップをつまんでおりました。

駐車場では出走車のエンジン調整のため、断続的に爆音が轟きます。

しかし、林の中にいると、だんだん騒音にも慣れてきて、心地よい風が吹いてくるし、すっかり落ち着いてしまいました。

そして、レースに来たんだか、マッタリしにきたんだか、何だか分からなくなりかけたところで、ようやく出走準備タイムがきます。

このレース、要するに燃費効率を競う、エコレースということで、規定のコース、周回回数を、制限時間内にどれだけ少ない燃料で回れたか、を競うものです。

出走前と出走後のガソリン残重量を比較して、使用したガソリンを測り、燃費効率を計測するということらしい。

そしていよいよT氏が乗る「きらきらレーシング」の出走です!

T氏には、私を含め3人のきらきら会員がサポートにつくのですが、全員イニシャルが「M」。

このため、「M氏がストップウオッチを押して、M氏がラップタイムを記録して、M氏がコーチング(もう少し早くとか、あと何周!という)をする」という文になってしまう・・・。

「市販車クラス」のレースが終わって、データを提出したら、再び林の中に退避。

エコカーレースを観戦したりしながら、順位を気にしつつ、本格的にマッタリしだしました。とにかく「M氏2号」持参のカレーが旨かった・・・。

そして日がすっかり傾いた頃、閉会式になりました。「市販車クラス」の結果はどうなったか・・・!

何と、チームの誰も予想しなかった、意表を突く結果が待っていました。閉会式では、市販車クラスの「順位発表はナシ」だったのですた。

何と・・・。「きらきらレーシング」の面々が呆然とたたずむ中、閉会式は無事終了・・・。  orz

ただ、そのあと、記録認定証が全参加者に配られまして、「きらきらレーシング」は市販車クラスで何と「3位」だった模様。T氏、すごいじゃん。

「終わりよければ、全てよし」と言うじゃありませんか。

というわけで、T氏と「M氏1号、2号、3号」の4名は、その後祝勝会に出かけたのでありました。

「来年は早く帰ろうな。」とか言いながら・・・。

2010年9月15日 (水)

「しなの星空散歩会きらきら」へのお誘い

今日は「広告」を載せます!

長野市とその近くにお住まいのみなさま!

長野の天文同好会「しなの星空散歩会きらきら」に入りませんか。

ということで。

この「きらきら」は、けっこう歴史がありまして、創立後、まもなく20周年を迎えようとしている、伝統ある同好会です(という私は割合最近になって入った新参者に属してます)。

月一回の観望会(ホームグランドは戸隠です)や各種行事に参加して、星好きの親睦を深めましょう。

これまで、このブログをお読みになられた方の中には、活動内容がかたよった印象を受けた方もおられることでしょう。

たしかに「きらきら」会員には、私のような「星雲星団おたく」もいます。

いますが・・・。しかし、

皆既日食を追いかける日食ファン(もはや「日食中毒」のレベル)、流星のファン、双眼望遠鏡を自作してしまう人や、アウトドアに強い人(キャンプの強い味方!)、はたまた天体写真の上手な方々や、オーロラを求めて海外遠征を繰り返すファンまで・・・。

いろいろなタイプの天文ファンが集まっていますので、必ず話の合う方がおられることでしょう。

「きらきら」に入るには、「長野市立博物館友の会」への入会が必要ですが、このため、プラネタリウムを定額で好きなだけ見られるという特典も、もれなくついてくるのです。

このプラネタリウム、綺麗ですよ。最近で言えば、美しいCGで構成された「銀河鉄道の夜」がお勧めのプログラムです。

時には満天の星をプラネタリウムに映し出して、「擬似観望会」を行うこともあったり・・・。

現在、会員は長野市とその周辺市町村にお住まいの皆様で構成されていますが、特に限定があるわけではありません。詳細は左のサイドバーの「プロフィール」欄をご覧ください。

入会希望の方は、左のサイドバーの「メール送信」ボタンから私宛にメールくだされば、折り返しご連絡いたします。

 ・・・みなさまのご連絡をお待ちしています。

2010年9月14日 (火)

9月10日(金)「単独緊急出動」報告

9月10日は、夜8時から10時までの間に月のない期間が終わろうとしている中、綺麗に晴れてくれました。

こういう機会を逃す手はありません。

いきなり観望会は先週、9月4日に開催していますので、この日は単独での出動と相成りました。

この日の目標は南天に低い対象です。

戸隠は、南が長野市の光害の影響を受けるため、南天に低い、銀河系中心部が「泣き所」になっていて、この領域を条件良く見たいならば、場所を変えないといけません。そういうわけで、この日は「小川村」に出動しました。

以下、この日観望した星雲星団の印象です。

M11(散開星団)

やはり、これから観てしまいました。色とりどりの星粒が完全に分離しながら密集していて、いつみても素晴らしい眺めです。アイピースを覗き込みながら、しばし至福・・・。自分が「星雲星団おたく」であることを実感するひとときです。

M22(球状星団)

次いで望遠鏡を南に振って導入。

中心まで星粒に分解して良く見えます。横にひしゃげていますが、それが返って迫力を醸しだしているようにも見えます。

M8(干潟星雲)

中心を横切る暗黒帯がくっきりと見えます。やはり戸隠より条件が良いですね。

M20(三裂星雲)

本日第一の目標。

けっこう太い暗黒帯が、星雲を分けているのが見えました。戸隠ではここまでは見えなかっただけに「小川村に来て正解」と喜びにひたりました。OIIIフィルターが有効とされる対象ですが、この日はフィルターなしの方がよく見えました。写真で観るのと、印象が違いますね。

M23

星粒がまんべんなく散らばる、美しい散開星団です。これだけの対象を、なんと9月4日には見逃していました・・・。

今日はこのほか、M25、M28、M24(スタークラウド)、M17(オメガ星雲/白鳥星雲)、M57(リング星雲)、M56、M27(あれい状星雲)、M71、M92と流して、M13を導入。

M13(球状星団)

北天で最も美しい球状星団と言われるだけあります。

M22のようにひしゃげておらず、均整の取れた円形で、中心まで綺麗に星粒に分離しています。M11を観たときのように、アイピースを覗き込みながら、しばらく固まってしまいました。

こういう気分にどっぷりと浸りたい一心で、仕事で疲れた金曜の夜に、ちょっとだけ無理をしてみるわけです。

最後にOIIIフィルターを付けて網状星雲を観望。淡いながらもちゃんと見えてます。

ここまで観望できたので、すっかり満足できたのですが、本日はもうひとつ目的があります。

8倍42ミリの双眼鏡の片方の接眼部にOIIIフィルターを取り付けて、「北アメリカ星雲が見えるか」試そうというわけです。

ネットで調べると、双眼鏡にネビュラフィルターをつけて、こうした淡い星雲を見ている人がけっこうおられるのですが、それを自分も試してみようというわけです。

やってみると、何とあっさりと「北アメリカ星雲」が見えます・・・。実験成功です。

片方だけしかフィルターをしてないので、覗きづらい状態ではありましたが、これだけ見えるなら、やはりもう一個、フィルターを買うしかないな・・・でも安いのにしよう・・・。

と、若干世知辛い決意をして、帰途についたのでありました。

2010年9月 5日 (日)

9月4日の「いきなり観望会」レポート

昨夜は戸隠で「いきなり観望会」がありました。

夜7時にいつもの場所に到着し、望遠鏡を設置。まだ薄明の中、M57(リング星雲)を導入。使用機材は口径25cmのドブソニアンで、アイピースはミードのUW8.8mmです。

この組み合わせだと倍率は142倍、射出瞳径は1.76mm。

最初は「倍率高すぎ」な組み合わせかも、と思いましたが、やってみると、バックが黒く締まって、綺麗な眺めになるし、超広角アイピースのため、この倍率でもほとんどの対象が視野に収まってくれて、アイピース交換なしで導入・観望ができるので、この日はずっとそのまま着けっぱなしでした。

リング星雲はというと、ちゃんとリングに見えてます。今日はシーイングもいいし、ひさしぶりに「銀河系中心の探訪」ができそうです。

少したつと、N氏が到着。このころには薄明も終わり、満天の星になりました。

天の川もはっきりと見えています。前回の「いきなり観望会」のときには、露がひどくて、ドブソニアンがすぐに「使用不能」になってしまいましたが、今日は露もほとんどつきません。

ということで、いろんな好条件が整いました! いよいよ銀河系中心に出発です。

T氏からも「これから出動」との連絡が入りますが、「下は曇りだしたが、そっちは晴れているか」とのこと。戸隠は素晴らしい空のままです。きっと雲の上だったんでしょうね。

そして「下界から雲を突き抜けてきた」 T氏も合流。最終的には「きらきら」の4名と、S会長の友人Sさんの5名の参加となりました。

この日みた主な対象について書いてみますね。

・M11(散開星団)
今日の第一目標でした。
密集した散開星団で、私の最も好きな対象です。アイピースを覗き込んだまま、しばらく無言になってしまいました。やっぱり一年に一回はこれを見ないと・・・。今日はシーイングが最高で、細かな微光星が綺麗な点像になってくれてます。

・M22(球状星団)
楕円にひしゃげていて、中心までしっかり分離して見えました。北天ではM13(ヘルクレス座の球状星団)と双璧をなす球状星団と言われるだけあって、素晴らしい眺めです。Tさんによれば、「さっきのM11と密集度があんまり変わらなく見える」とのこと。

・M28(球状星団)
M22の近くにあります。M22よりは小ぶりですが、ちゃんと星々に分離して見えてました。

・M25(散開星団)
粒の大きな星が周りを取り囲み、真ん中に「釣り針」のように小ぶりな星がアーチを描いているのがとても印象的です。

・M8(散光星雲)
干潟星雲の別名で知られています。星雲用のOIIIフィルターをつけて見ると、中心を横切る暗黒帯もしっかりと見えてくれました。ただ、戸隠の場合、南に長野市の光害が残っており、低空はその影響を受けていました。

・M20(散光星雲)
三裂星雲の別名で知られています。これも長野市の光害の影響を受けて、見え味がよろしくなかったため、OIIIフィルターをつけて見るとコントラストが上がりました。となりに散開星団M21が見えています。

・M17(散光星雲)
オメガ星雲という名前で呼ばれることもありますが、白鳥星雲として紹介されることもあるようです。湖に浮かぶ白鳥のようです。142倍だとけっこう大きく、迫力ある眺めになりました。

・M16(散光星雲・散開星団)
散開星団に重なるように散光星雲があります。星雲のほうはOIIIフィルターをつけないと見えませんでした。

・M29(散開星団)
星の多い領域なので、視野はとても賑やかで、そのなかに浮かんでます。フタを開けた箱を横から見たような形に見える・・・。宝石箱ですかね。

・木星
気流が安定していたので、非常によく見えました。T氏も
「今日は最高」を連発していました。私も、縞の数がこれほどたくさん見えたのは、初めてです。

途中、ご近所に住んでおられるという方が来られて、T氏の「ツインボーグ」でアルビレオ(二重星)、二重星団、M39、ガーネットスター、木星を堪能していかれました。中でもアルビレオには強い印象を持たれたようで、感動の声(雄叫びに近かったかも)が戸隠に響いておりました。

今日はこのほか、コーヒータイムをはさみながら、

M39(散開星団)、まばたき星雲(惑星状星雲)、NGC7510(散開星団)、

ET星団、二重星団、アンドロメダ大銀河、M52散開星団、ガーネットスター、

ケフェウス座デルタ星、土星状星雲、M72(球状星団)、M73(散開星団)、

M71(球状星団)、あれい状星雲、リング星雲、

M13(ヘルクレス座球状星団)、M92(球状星団)を堪能しました。

これだけ見え味よく楽しめたのは、本当に久しぶり・・・。

目標だった「銀河系中心部の探訪」もでき、これで満足して夏を終われそうです。

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »