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2010年12月

2010年12月31日 (金)

年の瀬の自宅観望

30日は天気予報に反して、久しぶりに晴れてくれました。

 早速8cm屈折を引っ張り出して、家の前で変光星と星雲星団を眺めました。

 以下は観望&観測した対象です。

アンドロメダ座Z星(AND Z)
 共生星というタイプの代表格。徐々に減光しており、今夜は10.1等。

不意を突いて明るくなるタイプということで、時々見ています。

くじら座ミラ(CET omicron)
 ご存知、最も有名な変光星。
 極大を過ぎて減光中。5.1等にまで落ちてきました。

うさぎ座R星(LEP R)
 有名な「ハインドのクリムゾンスター」。
 長野市立博物館での観望会では純粋に観望しただけだったけど、今日は光度を目測、7.9等。

こうした赤い星は、明るく見えてしまう傾向があり、これを避けるには焦点をぼかして観測するのが有効らしいけど、これをするとしないとでは光度に差が出てしまうという、「幻術師」のような星。

ただ、どちらのやり方が正しいということはなくて、とにかくやり方を統一して、変光を追いかけることが大事らしい。

こうした事情からなのか(?)、アメリカ変光星観測者協会(AAVSO)でも、日本変光星観測者連盟(VSOLJ)でも、観測者間で観測光度がばらける傾向にあるみたい。

オリオン座W星
 クリムゾンスターに匹敵する「赤い星」として有名。

 これも変光星なのだが、今日は観望だけ。うーむ。確かにクリムゾンスターとあまり変わらない赤さ。

 しかもクリムゾンスターより明るいので(国内の他の観測者によれば、5.9等)、見栄えがします。

 こうした赤い「炭素星」には「マニア」もおられるようで、りょうけん座Y星も人気があるようです。これは春になれば見やすくなります。

 ところで、はくちょう座のカイ星(CYG  chi)は急増光が楽しみな星ですが、もう低空過ぎて観測困難。

昨年の私の観測では、11/5 9.2等、11/14 8.5等、11/19 7.4等、11/23 6.5等と、「怒涛の増光」を堪能できたんだけど、今年はというと、10/17 10.0等、11/3 8.8等、11/6 8.5等、11/11 8.3等、11/21 8.2等、12/5 7.5等、といった具合。

国内の他の観測者によれば、12/27現在で6.3等。

昨年に比べて、今年の増光はちょっとスローペースだったみたい。


 このほかは、M45(昴)、M38、36、37の「ぎょしゃ座3兄弟」散開星団、M103、ET星団、アンドロメダ大銀河、オリオン大星雲、M35散開星団を流し見て終了。

 というわけで、年末の慌ただしい中、短時間、しかも光害地での観望ではありましたが、なかなか良く見えて、それなりに満足できる観望となったのでありました。

それでは皆様、どうかよいお年を。

来年もまた、よろしくお願いいたします。

2010年12月29日 (水)

「ネビュラフィルター」の話

 このところ、天候が思わしくなく、星見はしばし休業状態。

 という訳で、前回に続いて「機材ネタ」です。

 今回は、写真でしか見えないと思われていた淡い星雲を見ることができる、「ネビュラ(星雲)フィルター」の話です。

 このネビュラフィルターというのは、大口径の望遠鏡を使うか、低倍率を使うかして、視野を思いっきり明るくして、それをフィルターでブロック。星雲の光だけを選別透過させて、淡い星雲を見やすくするっていう仕組みらしい。

 星雲星団ファンとしては必須アイテムというわけで、何年か前、評判の良い米国ルミコン社の「OIIIフィルター」を購入してみたのです。

 ある日、仕事から帰ると、注文していたフィルターが届いており、その夜から、晴天待ちの「そわそわ」が始まりました。

 本当に網状星雲や北アメリカ星雲が見えるのか・・・?

 無性に試したくなり、ようやく晴れた夜、すかさず木島平のキャンプ場に遠征。

 現地到着は8時頃。

 早速25cmドブソニアンを設置すると、PL40mmにOIIIフィルターをねじ込んで、まずは、はくちょう座の網状星雲を観望。

 星図を元に導入してみると、おお!確かに見える。

 東側のNGC6992-5、次いで西側のNGC6960を観望。両方とも写真で見慣れた「あの形」がそのまま見える・・・!

 しばし幸せに浸ります。買って良かった・・・。

 これだけ濃く見えるならフィルター無しでも見えるんじゃないの?

 早速フィルターを外してみる。お!非常に淡いながら、一応星雲が見えている。

 星雲自体はかなり見えにくくなるものの、フィルターでブロックされていた星の光が「解放」されて、視野内の星数が劇的に増え、違った意味で美しい眺めに・・・。

 再びフィルターを着けて、次に「北アメリカ星雲」に挑戦。

 しばらく探していたら、一番目立つ「メキシコ湾」付近が視野に入ってきた!

 これかぁ・・・。

 望遠鏡を振って北アメリカ全体を確認。 「西海岸」より「東海岸」の方がクッキリ見える。「フロリダ半島」まで見えるじゃん。

 残念ながら(北アメリカ星雲の隣にある)ペリカン星雲は見えませんでしたが(これは条件が良くないと駄目みたい)、ネビュラフィルターってすごい。

 淡い星雲が本当に見えるじゃないか・・・。

 という訳で、これ以降、この2つの星雲は、定番の観望対象に仲間入りしたのでした。

 その後、3月に小川村で行われた「きらきら」総会時には、オリオン座のモンキーフェイス星雲を観望。

 写真では「孫悟空」のようなユーモラスな姿でお馴染みの星雲だけど、そこまで詳細には見えない。ただ長方形のガス雲がはっきりと見えて、なかなか楽しめた。

 次いで観たのは、いっかくじゅう座の真打ち、「バラ星雲」。導入は難しくなく、憧れの星雲をついに観ることができた。

・・・が、問題発生。

 私の持っているOIIIフィルターは31.7mmサイズ。これが装着できる31.7mmサイズのアイピースで最も広い実視界となるPL40mmをもってしても、「バラ星雲の全景」が視野に入りきらないのだ。

 大輪のバラの花を堪能するには、やっぱり全景が見えないと。

 2インチサイズのアイピースがあれば解決するんだけど、2インチサイズのフィルターも必要・・・。

 手持ちの機材で何とかできんかな・・・・?

 そこで思いついたのが、変光星観測に使っている8cm屈折。これを使えば「実視界1.89度」が実現可能。これならバラ星雲全景が視野に入ります。

 ただ、これは8cmと小口径な上に、焦点距離が長いので、視野をあまり明るく出来ないから、フィルター効果が発揮出来るか怪しいところ・・・。

 でも試してみる価値はありそうです。

 という訳で、この冬の「お題」は、「食変光星アルゴルの観測」「バラ星雲全景の観望」に決定。

 冬の信州は寒いですが、大輪のバラのためなら何のその!

 うまくいったら、3月開催の「きらきら」総会時の出し物として「バラ星雲観望ツアー」を催行いたします・・・。

2010年12月26日 (日)

「超広角アイピース」の話

全国数多くの天文同好会の例に漏れず、我が「しなの星空散歩会きらきら」にも、望遠鏡などの「機材マニア」がいます。

 私も、その手の話が好きな部類に属してます。

 そんな訳で今日はそうした「機材ネタ」の中から、「超広角アイピース」の話です。
(アイピースっていうのは、望遠鏡に取り付ける接眼レンズのことね)

 私が最も使う頻度が高いのは、ミード社のUW8.8mm(見掛け視界84度)。
 今は中国で生産してるらしいけど、私のは日本製。つまりちょっと古いのだが、見え味は良好。

 これが家に届く前は、見掛け視界が80度に達する超広角アイピースは家に一本もなく、「目の前全て星の海」という宣伝を見ては、想像をたくましくしていたわけなのだった。

 ところが、買いたてのUW8.8mmが届いた、とある昼過ぎ、アイピースを手に持って覗いてみたところ、意外にも視野環が見えている。
(視野環っていうのは、接眼レンズを覗いた時に見える丸い枠のことね)
 この眺めに最初は「うん? 視野環見えるじゃん。意外に視野、広くないかも。」と思ったのだった。

 しかしこの視野環、一見して存在だけは認識できるのだが、通常のアイピースみたいにハッキリ「円の縁(ふち)」を見るには、目をぐるぐるしないと見えないことに気付き、「確かに広い!!これが超広角アイピースかぁ~!」と納得した次第。

 つまり、超広角アイピースは「全視野を一度に認識することはできるものの、注意を集中して見ることができる範囲よりも視野が広い」わけなのだった。

 この「注意を集中して見ることができる範囲」にフィットしてる感があるのは、だいたい見掛け視界65度位。広くとも70度位が限界じゃないかなぁ。

では、見掛け視界がそれ以上あるアイピースは無駄なのかというと、全然そうではない。

まず視野が広いことから、「解放感」が違う。狭い路地から広い野原に出たような解放感は格別。それに、「一度に注意を集中して見ることができる範囲」は(人間の限界だから)変わらずとも、広い視界を「見渡す」ことで、全視野を堪能できる。

 というわけで、見掛け視界65度~70度を境に、全く別の世界が開けるような印象があったりする(個人的には)。

 この境は、「広角アイピース」と「超広角アイピース」の境でもあるんだけど、最近は何と、見掛け視界が100度(!)の「超・超広角アイピース」とも言うべきものが市販されている。

 一度「胎内星まつり」で覗かせていただいたことがあるが、見掛け視界84度よりも解放感がさらにグレードアップ! 素晴らしい眺めだった。

 しかし・・・。
 視界の解放感をあまり重視しないタイプの方にとっては、84度も100度も「そこまで要らない」という点で同じかもしれません。
 この辺は「好み」で意見が別れるところでしょう。

 私はと言えば・・・(家計的に)残念ながら、解放感重視派であります。
・・・が、(家計的に)幸いにも、おいそれと買える値段でないのが、唯一のブレーキになってます。

 見掛け視界100度の超・超広角アイピース・・・、「きらきら」会員で誰か買わない?
 そして現在お持ちの方! 「しなの星空散歩会きらきら」に入会しませんか?(是非)

2010年12月19日 (日)

100万人のキャンドルナイト in 博物館

 12月18日(土)、「きらきら」の本拠地、長野市立博物館で、アンデス民族音楽演奏グループ「中田秀一とユラックオルコ(白い山嶺)」さんのプラネタリウム・コンサートがありました。

テーマは「~100万人のキャンドルナイト~ 地球にやさしい、おと・うた・あかり」です。

この「100万人のキャンドルナイト」というのは、「でんきを消して、スローな夜を。」をキャッチコピーに、夏至と冬至の年2回、電気を消し、ローソクの灯りでスローな夜を過ごそう!

ということで、これをきっかけに、地球温暖化やエネルギー問題、省エネのことについて考えてみましょう、という取り組みで、全国的にも盛り上がってます。

博物館での「プラネタリウム・コンサート」も、このムーブメントの一環というわけです。

前置きがながくなりました。

やはりライブ演奏を聴きながらのプラネタリウムは格別ですね。

アンデス民族音楽ということで、何だか別世界に来たようです。

ユラックオルコの皆さんは、南米に何度も行かれているということで、現地の話を織り交ぜながら、自ら製作された民族楽器による演奏が続きます。

音楽に聴き入りながら、ぼーっと星空を眺めて、しばし、スローな世界に没入・・・。

コンサートの第一部と第二部の幕間には、光害についての簡単な実験イベントを行いました。この実験ですが、やや荒っぽいことをします。プラネタリウムで満天の星空を投映中、「裸電球」を点灯するのです! (もちろんお客さんにお知らせした上ですが)

これをやると、本当にまぶしい!! それにプラネタリウムの星もぜんぜん見えなくなってしまう・・・。

こういう、不要なところを照らすことによって、人にまぶしい思いをさせたり、空を照らして星を見えなくしてしまう、これが「光害」です、という説明をしたわけです。

実験では、次いで「かさ」をつけます。こうすると、光が下に集中しますので、まぶしくないし、床がとても明るくなります。

でも、ここまで明るくなくても、夜道は歩けるよね・・・。

ということで、光量を落とします。

この位でも、夜道はあるけるよね。それに、上を見てください。星がだいぶ見えるようになってきましたね。

必要なところだけを、必要な明るさで照らす、それが「光害のない、良い照明」です。電気の節約にもなりますよ~

・・・という「実験」を、ユラックオルコの中田さんにもご協力いただき、行ったわけなのです(ご協力、ありがとうございました!)。

ところで、この「実験」で終始熱弁を振るったT氏は、「豆炭こたつ」の所有者にして、「きらきらレーシング」のレーサーでもあります。

(豆炭こたつの話は ↓)

http://skyquest.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-bd9a.html

(レーサーになったT氏の話は ↓)

http://skyquest.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-85ef.html

そのT氏を中心とする「きらきら」部隊は、現在、長野でのもう一つの「100万人のキャンドルナイト」イベントに出撃準備中です。

いわく、今年の冬至、12月22日(水)、夕方6時半から、長野駅東西自由通路(コンコース) 訂正!→JR長野駅前広場「キャンドルナイトコンサート」と題したコンサートがあるのですが、その会場に、「豆炭こたつ」ではなく、「望遠鏡」を持ち込み、道行く人に、木星や月の眺めを楽しんでいただこう、というのです。

あいにくと、私は、当日別の用事のため、参加できないのが残念ですが、ご都合のつく方は、学校や仕事帰りに立ち寄られてはいかがでしょうか・・・。

2010年12月12日 (日)

きらきら忘年会

 12月11日、長野市内某所にて「きらきら忘年会」がありました。

 新入会員さんも加わり(祝! このところ続きますね~)、賑やかなものとなりました。

 スタートは6時からだったのですが、土曜日ということで、隣のグループは5時からの2時間コースだったらしく、既に「完全体」に変化を遂げており、声がデカイ・・・。

 最初の一時間は、ほとんど「きらきら」どうしの会話が聞こえない程でした。

 そして一時間後、周囲が撤収。静寂が戻ってきたからなのか、あるいは我々も「完全体」となって声がデカくなったからなのか(たぶん、その両方でしょう)、お互いの声が聞こえるように・・・。

 天文サークルということで、やはり話題は星の話。

 そうなると、話はいきおい、直近12月21日に迫った「皆既月食」の話になったのですが、いつの間にか「皆既」つながり(?)で、「皆既日食」の話題に変わってしまいました。

「皆既日食病」患者の多い「きらきら」は、私が会員になる前には、トルコ皆既日食に「出撃」。見事な写真を撮影してます。

昨年7月には「上海皆既日食きらきらツアー」を敢行。そのとき、私は市立博物館で「部分日食観望サポート」をしてました(レポートは ↓ にあります)。

http://skyquest.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-302e.html

このとき、上海は残念ながら曇ってしまったのですが、月の真っ黒な影が高速で迫ってきた様子を見た話とか、「通常、皆既中でも本が読める程度の明るさはあるのに、このときの皆既中は真っ暗だった」話、などなど、やはり皆さん、症状がかなり進んでますね。皆既日食の話になると止まりません。

そのうち、2035年9月2日の「長野市で見られる皆既日食」をゼッタイ見よう! ということで一致。それまで皆さん、健康に留意しましょうということでも一致。

でも今日だけは飲みましょう、飲み放題だから・・・。(これも一致)。

 ところで、日食ではないですが、「食つながり」ということで(?)、博物館のOさんから、「アルゴルの観測しない?」と持ちかけられました。

アルゴルというのは、ペルセウス座にある有名な「食変光星」です。連星の一方が、もう一方を隠すことによって明るさが変わって見えるのです。これも「食」現象なわけです。

アルゴルはその不思議さから「悪魔の星」と言われた、非常に有名な星ですが、いまだ観測したことがなかったりするのです。

 有名な変光星ばかり、つまみ食いする「やじうま観測者」としては、やはり一度は見てみたい対象でしたので、酔った勢いで(?)承諾してしまいました。

 

 チャンスは今冬。果たしてどうなることやら・・・。

2010年12月 5日 (日)

長野市立博物館観望会

今日は「きらきら」の本拠地、長野市立博物館での「星空たんけん教室」がある日です。

今日の対象は、南天に輝く木星と「アンドロメダ大銀河」。良く晴れてくれたので、100人近くという、大勢のお客さんが来られ、40cm望遠鏡には長~い列ができました。

きらきらのS会長は、順番待ちのお客さんに木星やアンドロメダ大銀河についての即席講座を担当。M氏1号と2号は、大勢のお客さんに見え方を解説しながら、小さいお子さん用の台を使って、忙しく観望をサポートしていました。40cmを初めて覗く方も多く、時折歓声が上がります。

M氏3号(私)はといえば、望遠鏡の操作担当なのですが、何せ自動で追尾してくれるので、いったん導入してしまえば、後は行列が終わるまで手持ち無沙汰(働かないいいわけ??)。

19時過ぎに「たんけん教室」終了。実はこれからが「きらきら観望会」となります。この頃にはすっかり体が冷え切って、あまり長時間は観望できませんでしたが、新入会員さんも加わり(祝!!)、賑やかな観望会となりました。以下はこの日見た対象です。

○NGC457

(ET星団)

「たんけん教室」が始まる前に、見え味のテストを兼ねて観望。しかし・・・。博物館の40cmはXL40mmという長焦点アイピースを使ってさえ、倍率120倍(!)という状況なので、視野内におさまったET君、でかすぎ。もはや散開星団という趣は失われており、観望会の対象から外すことに決定。

○木星

本日の「たんけん教室」の目玉。・・・なんですが、今日はシーイングはあまりよくない。 この間の中条道の駅の時よりは改善しているけど。 2本見える太い縞模様のうち、1本が消えているのがよく分かる。

○M31

(アンドロメダ大銀河)

やはり市街地(光害地)では、40cmと言えど、こんなもんでしょうね。ぼうっとした楕円形のバルジ部分が見えるだけです。「大銀河」の雄大な眺めを期待すると、がっかりすることになりそうです。山間地に行けば、ダストレーンも見えて、素晴らしい眺めになるでしょう。

○ガーネットスター

ご存知、秋の名物です。高倍率限定でも、これならば見栄えがするはず・・・。ということで導入。光害地でも山間地と同様に美しく見える数少ない対象。オレンジ色に輝いて、なかなか綺麗な眺めとなっています。

○M2(球状星団)

大口径・高倍率での星雲星団観望となれば、やはり球状星団が一番。数十万個の年老いた星がボール状に群れているわけですが、周辺はしっかりと星粒に分離して、まずは満足できる眺め。 シーイングがよい時にはもっと高倍率をかけると、ますます分離して素晴らしい眺めになります。

○M15

(球状星団)

中心が明るく輝く球状星団。M2よりも密集していないため、周辺がよく分離して見えました。この星団は光害に強いですね。

○M42

(オリオン大星雲)

こちらはアンドロメダ大銀河に比べ、光害に強いですね。しっかり見えてます。120倍で眺める大星雲は迫力がありました。ごくわずかな緑色が見えるような見えないような・・・。

この星雲の色というのは、どうも個人差があるようで、人によって見え方が異なるみたいです。 牟礼村(現:飯綱町)の「ふれあい館」の駐車場で、私の25cmドブソニアンで見たときにはハッキリ「緑色」に見え、そのあと「ふれあい館」主砲の30cmジンデン鏡では、これに青が加わり、「青緑色」に見えました。 今日の博物館40cmは、一回でもこの星雲の色を見たことのある人には、多分、「ごく淡い緑色」に見えるでしょう。実際、ごくわずかですが緑色を感じました(気のせいか??)。 たぶん、同じ条件で光害の少ない「ふれあい館」で見れば、色が見えるでしょう。

○クリムゾンスター

夜半になり、オリオン座が上がってきていたので、その傍にあるこの星も見えるだろうと導入。 深紅の星という名前どおり、赤黒いと言ってもいいような赤さです。ガーネットスターは明るい赤というかオレンジなのに対し、こちらは紛れもなく「真っ赤」な星。 こういう赤い星は、市街地の観望会ではアルビレオと並んで、最も喜ばれるんだよね。 実際、初見という人もおられて、強く印象に残ったようでした。

○M52

半月状に星が並ぶ散開星団。さすがに市街地では40cmと言えど、しょぼい眺めでありました。やはり「光害地で高倍率限定」の40cm君は散開星団には向かないみたい。

このほか、天王星や海王星、アンドロメダ座の二重星(アルマク)や、ケフェウス座デルタ星(青と薄い黄色の二重星)なども観望。

博物館40cmは、「光害地で高倍率限定」という条件に合う対象を選べば、結構威力を発揮してくれます。

ということで、久しぶりに「きらきら」本拠地での「きらきら」らしい、なかなか楽しめる観望会となったのでした。

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