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2011年1月

2011年1月28日 (金)

天文同好会の「冬の過ごし方」(?)

 先週は、雪が降る日が続きましたね。それはそれで長野らしいし、雪の降る夜も、それなりに風情があって好きなのですが、例によって星雲星団の「禁断症状」が出始めております。 

 ただ、この「禁断症状」は、今のところ、それほど強くなってません。それは何と言っても「寒いから」であります「根性なし」と言われてしまえば、それまでなのですが、「寒さ」は天文ファンにとって、冬の活動の最大の障害でありましょう。全国各地の天文同好会は、冬をどう乗り切っているのか、一度お聞きしてみたいものです。

 というわけで(?)、週末に「きらきら」のT氏、M氏1号、2号、3号の4名で、坂城町にある「びんぐし湯さん館」に行ってまいりました。この「びんぐし」というのは、「びん」=頭の左右側面の髪 を、かき上げる櫛=「びん櫛」のことで、この櫛の形に似た山が近くにあるので、その付近の地名となっているらしい。

入場料は500円で、硫黄の匂いがほのかに香る天然温泉が楽しめます。到着がちょうどお昼になったので、奥の広間で「おしぼりうどん」(500円)をいただきました。戸倉上山田温泉で食べたときよりも辛くなく、食べやすい味でした。

 その後、温泉に突入。内風呂もいいですが、やっぱり露天風呂からの眺めが良いですね。久々にゆったり過ごしました。お湯そのものはそれほど熱くはないのですが、上がった後もずっと「ぽかぽか」が続きます。このところ悩んでいる腰痛にも効くタイプの温泉ということで、気に入りました。

一足先に温泉に入ったM氏1号も「この湯はイイ。」を連発してました。

ところで、本当はこの日は、「きらきら」の本拠地、長野市立博物館で「星空たんけん教室」があるので、天候を気にしていたのですが、夕方近くなると雪がちらついてきました。やはり天気予報どおり、観望は無理なようです。

 ということで博物館行きは断念。

 温泉のあとは、1ゲームサービス券があるということで、某ボウリング場へ。

 この段階になると、お酒を飲まないT氏(=運転手)以外の3名(つまりはM氏1~3号)はすっかり酔い酔いとなってました。

隣のレーンでは気合の入ったグループが練習に打ち込む中、こちらは酔っ払いとあって、これが気に入らなかったのか、ボウリング場の機械の機嫌が悪くなり、途中で止まってしまうというハプニングが発生。

やむなく隣のレーンに移動。2ゲームやりましたが、みんな「ボールが曲がらないレーン」に苦戦(単に酔ってただけ?)。結果、「低レベルの混戦」を制して優勝したのは「豆炭こたつ所有のレーサー」T氏。

このあと、このところ定番となりつつある「す○屋の牛丼」で締め、となりました。

 澄み切った星空を求めて山間地をさまよう天文ファンですが、極寒の冬、山間地での観望は困難とあって、「天文同好会の冬の過ごし方」というのは、なかなか難しいテーマなのかもしれませんね。

 ・・・ただ、このメンバーの場合、星を見るのでなければ「飲む」ということに、確実になりそうなわけで、ヨソ様の天文同好会の「正しい冬の過ごし方」をお聞きしても、結局何も変わらないかもしれません・・・(恐縮です)。

2011年1月15日 (土)

「30分でマスターできる星雲星団の導入方法」の話

 新年あけましておめでとうございます。(ってちょっと遅いか・・・)

 本年も「しなの星空散歩会きらきら」の活動を中心に、ちびちびと更新していきますので、よろしくお願いいたします。

 ところで・・・。

 「望遠鏡が自宅にあるけど、月や木星、土星、火星くらいしか見たことがない。星雲星団にしても、すばる(プレアデス星団)とか、オリオン大星雲のように、ファインダーではっきり見えるのしか、導入できない。」という方はいませんか?

 私も以前は、同様の状態でした。星雲星団ガイドブックを見ては、「こんなの導入したいけど、星図やファインダーを使って導入するの、難しいな~」とため息をついていたのです。

 しかし! 星図やファインダーを使った導入は、実はとても簡単なものです。誰にだってできます(断言)。

 というわけで、今日は「30分でマスターできる、星図とファインダーによる星雲星団の導入方法」についてです。

 この話を、この時期にするのには、ちょっと早すぎるかもしれません。

 この練習には、こと座の「ベガ」が見えることが必要なんです。この「ベガ」は、ファインダーを使った星雲星団の導入方法マスターにまさに最適なんですね。

 ということで、ベガが見える時期になったら、ぜひ試してみてください。

 それでは、望遠鏡を庭に出して見ましょう。

 ベガを導入してみましょう。ファインダーの十字線中心にベガを合わせ、望遠鏡の視野を覗いてみましょう。

 接眼レンズは、焦点距離が長い、低倍率のものにしてください。

 望遠鏡の視野にベガが入っていますか?

 入っていれば、ファインダーと望遠鏡は、ちゃんと調整されています。ど真ん中になく、多少ずれていても大丈夫です。

 再びファインダーを見てください、このベガは織姫星ともいわれる星ですが、この織姫様は、2人の部下を従えています。この部下2星とベガが形づくる三角形は、どのファインダーでも非常に分かりやすいアステリズムとなっています。

 ファインダーの視野中央に、この三角形を持ってきてください。

 そして、星図と照らし合わせて見てください。どんな星図でも結構です。「ファインダーで見える三角形」の向きに星図を合わせてください。ファインダーは上下逆に見えるだけですから、星図の向きを単純に変えるだけで、合わせることができます

 そして「ファインダーで見える範囲は、星図上でどのくらいの面積になるのか」の感覚をつかんでください。

 ここまでできれば、もう半分以上、星図を使いこなせたも同然です。

 ここまで到達したら、いよいよ目標天体に出発です。

 ここでは、M57(リング星雲)に行きます。

 星図を見ると、ベガを頂点とする三角形の近くに、二つの明るい星があり、M57はその二つの星のちょうど中間あたりに浮かんでいると表示されています。

 そこで、まず星図を良く見て、位置関係を頭に入れたら、

 次にファインダーをのぞきながら、目指す方向に望遠鏡を動かします。コツは、ファインダーをのぞいたまま、望遠鏡を動かすことです。そして星図で覚えた位置関係にファインダーの十字線を合わせます。ファインダーでは、M57リング星雲は、見えないことがほとんどだと思いますが、見える必要は全くないのです

 二つの星の中間付近にファインダーの十字線中心を合わせるだけでいいのです。

 その段階になってようやく、ファインダーから目を離し、望遠鏡の接眼レンズを覗きます。

 たぶん、視野にはリング星雲が見えているはずです。

 ・・・見えてない?

 その場合の対処法を書きますね。

 リング星雲は低倍率の場合には、とっても小さく見えます。色は、見えません。望遠鏡で見える星雲星団は、基本的に「白黒画像」なのです。

 視野に「星でないもの」がありませんか? じっと見ようとしてはいけません。惑星と星雲星団は見方が違うのです目をそらし気味にして視野を見まわしてください。こうすることで、目の感度が高い部分を使うのです。じっと見ようとすると、リング星雲は、見えなくなってしまうことがあります。

 目をそらし気味にして、視野をぐるぐる見回せば、きっとリング星雲をつかまえることができるでしょう。

 これができれば、後は同じ要領で星雲星団の導入がいくらでもできるようになります。

 コツは、明るい星から出発して、特徴的な星の並びを利用して移動していくことです

 そして、最終段階で、例えば「ファインダー内の、この星とこの星を底辺とする二等辺三角形の頂点に、目標があると見当をつけて、そこにファインダーの十字線中心を合わせるだけ

 あとは望遠鏡を覗き、視野を確認するだけです。

 私が思うに、「星図を使った導入が難しい」という人は、単純に、「ファインダーで見える視野が、星図上でどのくらいの面積になるのか」について実感した経験が少ないだけなのです。経験すれば、これはマスターできます。

 ファインダーが上下逆に見えるのも、導入が小難しく思える原因です。しかし、星図を持ち替えて向きを合わせるだけで、この問題はクリアできます。全然難しくありません。

 このほか、初心者の場合、星雲星団がどのように見えるか、について経験が少ないことも、もう一つの要因です。これは先ほども書いた、「目をそらし気味にして視野を見まわす」方法を活用してみてください。

 また、屈折望遠鏡の場合、天頂プリズムを使うと、左右が逆に見えます。鏡像に見えるのですが、これは導入の際には考える必要がありません。導入はファインダーをのぞいたままで行いますので、望遠鏡を覗くのは、最後の最後、ファインダーで導入した(と確信した)後でいいからです。小難しく考える必要は全く無いのです。

 どうですか。とっても単純でしょう? 望遠鏡は誰でも使いこなせるように出来ているのです。

 ・・・という練習を、実地でやりたい、という方、是非「しなの星空散歩会きらきら」に入会ください。

 これができると、望遠鏡で見たいと思っていた天体が面白いように導入できますよ~。

 以前は、「きらきら」でも、望遠鏡の使い方講座をやっていましたが、最近は希望者が少ないせいか、しばらくやってないですね。

 ご希望があれば、いくらでもやりますので、ぜひご連絡ください。

 ご一緒に観望を楽しみましょう!

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