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2011年7月

2011年7月22日 (金)

中条道の駅での平日観望

 7月21日は、梅雨明け後、ひさびさに綺麗に晴れてくれました。

 空の「青」も低空までとても濃く見えてます。こういう日はそうそうあるものではありません。

 ・・・というわけで、平日ではありますが、月の出ていない8時から10時までの2時間勝負(のつもり)で、観望に出動いたしました。目的地は小川村の「星と緑のロマン館」周辺。

 仕事から帰り、急いで出たのですが、道が意外に混んでおり、現地到着は8時過ぎ。

 車から降りると、想像以上に寒い・・・!

 持参した上着を羽織りましたが、それでも寒いため、やむなく「下山」し、会場をいつもの「中条道の駅」に変更。

 綺麗な星空の下、貴重な時間を無駄にしてしまい、中条道の駅まで戻ったときには、9時になってました・・・。

 なんとも、もったいないことをしました。orz

 が、残念ながら、翌日も仕事のため、結局9時から10時までの一時間勝負と相成りました。

 以下は、この日見た対象です。

○M57(リング星雲)

 この星雲は、リングと名がつけられていますが、小口径で見ると「中身が詰まっている」ように見えます。口径が大きくなるにつれて、中がポッカリ空いている様子が分かるようになってきます。

 口径25cmのドブソニアンでは、しっかりと「リング」に見えます。とは言え、「中身」もある程度の明るさがありますので、「輪」というより「タンバリン」のような感じでしょうか。

○M56(球状星団)

 リング星雲の近くにあります。小ぶりですが、周辺はザラザラして見えて、星の大集団であることをうかがわせています。「星つぶ」の分離具合はいまひとつ。丸い雲のようです。

○アルビレオ(二重星)

 ご存知、はくちょう座のクチバシです。青と橙の星が近接して並び、いつ見ても美しい眺めです。

○M27(あれい状星雲)

 142倍で見ると、さすがにでかい・・・。リング星雲を横から見た姿は、こんな風に見えるだろうといわれてます。逆に言うと、あれい状星雲を正面(?というか、違う方向)から見ると、「でかいリング」に見えるんでしょうね。

○M71(球状星団)

 球状星団に分類されてますが、あんまりそういう感じはしません。丸い形でもないし。

 ぼーっとした「雲」という感じですね。

○M3(球状星団)

 アークトゥルスの近くにあります。低空になってきてますが、まだ見えます。

 中心は「つぶつぶ」感はありますが、集中度が高く、星に分離しては見えません。この間見た、飯綱町の「ジンデン鏡」35cmと比べると、やはり劣りますが、周辺は星つぶが分離して見えて、まずは満足できる眺め。

○M5(球状星団)

 大型の球状星団です。集中度はM3より少し低いらしく、星粒に分離して見えています。

○M10(球状星団)

 綺麗な丸い形をしています。集中度が低く、星が「まばら」で、ちゃんと星つぶに分解できてます。割と近くにM12が浮かんでいます。

○M12(球状星団)

 今日は「球状星団づくし」になりました。M10がしっかりと丸い形に見えたのに対し、M12は「でこぼこ」で、周辺に向かって「ヒトデ」のように腕が伸びているように感じます。

 これが写真では「風車(かざぐるま)」のように見えるのでしょう。集中度は高くなく、まばらです。

○M13(球状星団)

 天頂付近にあったので、最後まで後回しになりました。いろいろな球状星団を見てからM13を見ると、やはり「別格」というのがよく分かります。何といっても大きい!

 球状星団は、周辺から中心に行くにしたがって、星の密度が濃くなるのですが、中には「途中で急に濃くなる」ものもあります(M5など)。

 このM13はそういうことはなく、星の密度が中心に行くに従って、徐々に、適度に濃くなって行きます。

 そして、ここが肝心なのですが、星の集中度も適度で、濃すぎず、まばら過ぎず、なおかつ中心までしっかりと星つぶに分離して見えてます。

 また全体の形も、楕円形(M22など)ではなく、綺麗な円形に見えてます。

 美しさの条件が三拍子も四拍子も揃っているわけで、やはり、「北天で最も美しい球状星団」と言われるだけありますね。

○M92(球状星団)

 意外に大きく、星粒の分離具合も申し分ない対象です。近くにM13というスーパースターがいるためか、ガイドブックの扱いは今ひとつ地味なものになってます。

○M11(散開星団)

 千個もの星が密集していて、私の最も好きな対象です。一年に一回はこれを見ないと・・・。

 星々のカタマリの中に「道」のように黒い部分がところどころ見えてます。単にカタマリが分かれて、隙間があるだけなのか、暗黒星雲が流れているのか、知識が無いのですが、これがアクセントになってます。

 このほかは、51(子持ち銀河)、M29(散開星団)、まばたき星雲(惑星状星雲)、M39(散開星団)、北アメリカ星雲(散光星雲)、網状星雲(超新星残骸)を観望して終了。

 それにしても、この「中条道の駅」、節電のためでしょうか、いつも点いているナトリウム灯が消えており、おかげさまで南天も良く見えてました。

 ただ、さすがに山があるため南の低空は無理で、さそり座の毒針の近くに浮かぶM6、M7などの対象は諦めました(綺麗にみえたろうなぁ・・・)。この辺は戸隠での観望会でリベンジしましょう。

 この道の駅は始終車が通り(トラックが多いですね)、賑やかな反面、ちょっと車のライトがまぶしいときもありますが、自販機もあるし、大きくてきれいなトイレもあるし、長時間の観望も大丈夫。

 この日も(トイレを気にせず)缶ジュースをグビグビ飲みながら、星空を堪能しておりました。

 10時になり、帰るころも空の状態が良く、少し延長しようかとも思いましたが、翌日も仕事ということで、後ろ髪を引かれつつ、撤収したのでありました。

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