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2013年3月

2013年3月22日 (金)

パンスターズ彗星撮影放浪記

3月16日(土)、西の空に低いながらも、明るくなってきている「パンスターズ彗星」をひとめ見ようと、宴会部長M氏2号、日本酒命(ニホンシュノミコト)M氏1号、私(3号)の3名で「西が開けた場所」を探し、長野市西部を宴会部長号で放浪する「パンスターズ彗星を求めて放浪の旅」を敢行いたしました。

「宴会部長号」には撮影機材のほか、25cmドブソニアンも積み込み、撮影と観望を堪能しようと目論んだわけです。

・・・まあ、西が開けた地ということであれば、須坂方面(東方)に行けば、西方の山は低くなり、西方遠く遥かに北アルプスが見えるだけ、という好条件にはなるのですが、いかんせん、その場合は「長野市の光害」が手前にあるため、その意味ではあんまり良くありません。

 そんなわけで長野市西方を放浪したのですが、山に近づくため、なかなか適地が見つからず、苦戦しつつ・・・、何とか適地を「発見」。

しかし・・・残念ながら西の空には雲がかかっており、パンスターズ彗星観望・撮影はあえなく断念ということになったのでありました。

 こうなると、後は「宴会」をやるしかありません。

 さっそく山を下り、長野駅前の「○イゼリ○」で開宴と相成ったのでした。

 さて、後日談になりますが、3月21日、私(M氏3号)が別件宴会中に、宴会部長M氏2号より「パンスターズ彗星の撮影に成功」という連絡が入りました。

 そんなわけで、以下にその写真を載せます(コメントは宴会部長M氏2号より)。

Photo
1.広角の写真

  2013年3月21日(木) 18:56

  EOS X4 + TAMRON18-270mmDiⅡ 65mm

    絞り5.0 4.0秒露光 ISO800

  撮影地:長野市柳原

Photo_3
2.望遠の写真

  2013年3月21日(木) 18:53

  EOS X4 + TAMRON18-270mmDiⅡ 270mm

    絞り6.3 4.0秒露光 ISO800



【印 象(宴会部長の述懐)】

田んぼのあぜ道で撮影しましたが、肉眼および口径23mmの双眼鏡では

確認できませんでした。光害がひどく、存在はわからなかったので、写真を

撮ることにしました。

何枚か写真を撮ったらラッキーにも写りこんだので、集中的に撮影しました。

ものの10分程度です。

思ったより小さく、淡い印象ですが、光害の中でも撮影できたので最近では

明るい彗星だと思います。

2013年3月12日 (火)

宴会部長(M氏2号)の「ケアンズ皆既日食旅行記」

 お待たせしました! 宴会部長M氏2号による、ケアンズ皆既日食レポート(祝!写真入り)をアップします。

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去る平成24年11月14日にオーストラリア北部皆既日食を観測するため、「日本酒命(ニホンシュノミコト)」M氏1号、宴会部長M氏2号の二人は仲間を代表して、クイーンズランド州ケアンズに行ってまいりました。少し長くなりますが、その報告をさせていただきます。

平成24年春先から今回のいろいろな日食ツアーを探していたところ、KNTの「ケアンズ&エアーズロック6日間の旅」、つまり“皆既日食”とエアーズロックでの“南天の星空観測”の一石二鳥!を発見し申し込んだのですが、見事にはずれてしまい、夏場まで半ば諦めておりました。

皆既時間は短いし、旅費も高いし、そんなに人気がなさそうだし、おまけに休みが取れるとは限らないし、まあ、いいっか。という感じでいたのですが、8月下旬に恒例の新潟県胎内星祭りに参加した際、他サークルの方と話したところ、3年前の上海皆既日食のリベンジの意味もあって意外と行く方が多いことが分かってきました。

再度いろいろなツアーを調査しましたが、案の定、ほぼ満杯となっており、とりあえず、天候が安定していると言われている内陸部で観測するツアー2社にキャンセル待ちという形で登録しました。

約1ヵ月が経過した10月初旬、そのうちの1社から連絡があり、1番滞在が長い(=1番旅費が高い)コースにキャンセル待ちが出たとのこと。目が飛び出るほど高かったのですが、M氏1号、M氏2号は行けるときに行っとこう!という乗りで予約したのでした。

準備期間が1ヵ月ほどしかありませんでしたが、悩みは、やはりニホンシュの確保にあります。宴会部長M氏はここ数年ワイン党なので、ちょい辛口の豪州ワインが楽しみの一つでありますが、ニホンシュノミコトM氏1号にとっては必需品であり、半年ほど前にチベットに旅行した際には、ニホンシュ資源の枯渇と高山病でとても人間生活ではなかったとの反省から、二人で団結してトランクの小さな隙間には紙パックを、やや広い隙間にはレトルトパックのニホンシュをしたためて11月10日の朝、出発したのでした。

ところが、成田発の飛行機の出発が大幅に遅れたため出発ロビーで既に禁断症状が発生、免税店でニホンシュを確保したものの、栓抜きが必要なタイプのビン詰めを購入してしまい、ビンを逆さにして中身をだいぶ犠牲にして水道蛇口で栓を抜という暴挙を実行。禁断症状を緩和しながらケアンズ行き珍道中が始まりました。


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1時間ほどしか時差がないケアンズに到着したのは、現地時間の朝5時。入国手続きを済ませて二人がオーストラリア大陸の大地に一歩を踏み出すと、空は真っ青な快晴。しかも朝なのに暑いゾ。なるほど南緯17度の亜熱帯なので、Tシャツがちょうど良い快適さだし、天気は良いし、3日後に起こるであろう皆既日食はちょうど同時刻の朝6時台だし、なるほどこれは晴天率が高くて期待大。

 迎えに来ていたPTSのバスに乗り、海岸近くにある通称「ラグーン」(左写真・・・パンフによく出てます)と呼ばれる広大な無料の淡水プール付近に立ち寄り、その後、ケアンズ中心部から数キロ離れたコンドミニアム形式のホテルにチェックインしたのでした。

コンドミニアム形式のホテルは何よりも広く、そして厨房が充実していて、食事は基本的に「自炊」です。アウトドア派の我々は、午後から食材の手配のため街に繰り出します。街の中心部は、碁盤の目のように整然としていて、活気があり、いろいろなお店があります。

日本語、韓国語などアジア系の看板も目立っています。まずはウールワースという大型スーパー、そして日本の食材や中国系食材を取り扱うお店などにも立ち寄り食材を購入しました。不思議ですが、インスタントラーメンは日清の「出前一丁」系が多かったです。当然ながら「リカーショップ」にも立ち寄って辛口の豪州白ワインを仕入れ、その日の夜は本場オージービーフのステーキを焼いてつまみにして、皆既日食「快晴祈願」宴会が遅くまで続いたのでした。

翌日はPTSのオリエンテーリング等々、翌々日は世界遺産キュランダ村へのオプショナルツアーなどで満喫し、いよいよ皆既日食当日を迎えることとなりました。

2map_3 11月14日、PTSツアー参加者はバス3台で午前1時にホテル前を出発し、2時過ぎには観測場所「マリーバ」という町の牧場に到着しました。その場所はPTSのスタッフ並びに天文カメラマンである中西昭雄氏が1年以上前から選定した場所とのことで、なるほど皆既帯中心線に近くはないが内陸部なので年間晴天は300日。遠くに街明かりのようなものが一部見えるものの光害はなく、夢にまで見た大マゼラン雲やエータカリーナなど満天の南天星空が広がっておりました。

焦る気持ちを抑えながら、赤道儀をセッティングしましたが、あらかじめPTSスタッフが正確な南北線を地面にロープで表示して下さっていたので、比較的簡単にセッティングできました。


 3_3 南天の星空撮影も非常に楽しみにしておりましたので、さて撮影しようかなと思った矢先、さきほどまで快晴だった空がどんどん曇り始め、雲が天の川や大マゼラン雲を隠し、なんと10分後には雨が降ってきてしまいました。

傘とビニール袋で機材を覆ったとき、「これはやられた。南天の星空だけでなく、皆既日食も見られないのでは。」という思いが脳裏をかすめました。

ところが、20分もすると今度はどんどん雲が取れ始め、みるみるうちに快晴となるではありませんか。どうやら、このあたりは日本のようなモンスーン気候とは異なり、キュランダ村観光の際もそうでしたが、晴れ、曇り、雨が目まぐるしく変化する気候のようです。


 3時半ぐらいからは、天候に恵まれ、幸いにもGP赤道儀の極軸にもほとんど狂いは無く、ISO感度を上げて1~2分露出を繰り返しながら、垂直に立っている天の川や大マゼラン雲、オメガ星団など多数の写真を撮影することができました。

その後、4時半には白明を迎え、日の出になればいよいよ皆既日食の始まりです。

4_3   5:44の第1接触は、超低空の雲の中で始まったようでした。

ちょうどその頃からマリーバ名物の「気球」が10とか20個ぐらい飛び始めます。どうやら、贅沢にも気球から皆既日食を見ようということらしいです。何でも、前日この時間、この場所に下見にいらした方がすぐそばにいまして、「気球による皆既日食」が見られたそうです。(汗;;;)

撮影機材のセッティングを整えた我々は、6:38の第2接触まで、試し撮影やビデオのフィルターをはずすタイミングの確認などを入念に行いながらも、ずっと隣にいた「若手弁護士夫妻」らと談笑し、細くなっていく太陽を見ながら意外とリラックスムードでした。

しかし、細くなるに連れていよいよ周りの人々にも緊張感が漂い始めました。今回の皆既日食は皆既時間が短く、観測地マリーバでは1分35秒ほどしかありません。その間、何をすればいいのか・・・

スタッフの「1分前」という声が響くと、まもなく、近くにいた方が「ビデオのフィルターはずせ!」と叫びます。ちょっと早いかなあと思ったのですが、つられてはずしてしまいました。ビデオはそのままオートで撮影を続け、今度はカメラでの撮影にとりかかります。


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 シャッタースピードを変化させながら、ダイヤモンドリングを撮影し続けました。皆既が始まると意外と冷静に撮影ができましたが、隣の弁護士夫妻の奥さんが「キャーすごい」を連発しており、そういえば、撮影に夢中でビデオとカメラの液晶でしか見ていないことに気づき、慌てて肉眼で見てみるとそこにはとても贅沢な感動的な光景がありました。






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 コロナの広がりなど肉眼で見た感じに近づけようとビデオの露出を微妙に変化させ終わったころ、第3接触となり、見る見るうちにあたりは明るくなり、人々は一様に感動の言葉を発していたのでした。

昼前にホテルに戻った我々は、満を持して、ニホンシュで乾杯しました。前夜からほぼ徹夜でしたが満足感に浸り、撮影した映像のチェックをしたり、現地のテレビに日食に関するニュースを見たりしました。


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 夕刻からは、PTSで段取りしてくれた「祝賀会」が盛大に催されました。まだ日食が終わって半日ほどしか経過していないのに、スライドショーや南天の星空の写真等をプロジェクターで映し出すなど大いに盛り上がりました。

特に前回、トカラ列島で雨に泣いた若者たちは、「悪石島」と背中にプリントされたお揃いのTシャツを着込んで参加していて、「リベンジが果たせました!」と涙ぐんでいました。「祝賀会」が終わっても、我々の部屋に弁護士夫婦やプロカメラマン夫婦を招待し、夜が更けるまで宴会が続いたのでした。

我々は、翌日、グレートバリアリーフを巡るオプショナルツアーに参加しました。その際、いろいろな日本人と話したところ、ケアンズ市街地では曇りで見られなかったらしく、写真を見せると大変喜ばれました。どうやらマリーバは終始快晴でしたし、相当によい条件の下、観測できたようです。あーとりあえず良かった。

だいぶ長くなりましたので、このへんで世界から6万人(うち日本から3千人)の日食病患者が押し寄せたケアンズ皆既日食の報告を終わりにしたいと思います。次回はアメリカでしょうか、是非皆さまご一緒に行きましょう。

『付録』 いろいろな写真です・・・

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ラグーンにて


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グリーン島にて

12_koara_4

定番のコアラ

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弁護士夫妻と記念写真撮影

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マロン滝

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帰路、飛行機より

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